ひまわりの種125 [世界]

以前、聖教新聞に、池田先生(創価学会インターナショナル会長)が、友好と平和を築(きず)くため、ソ連を2回目に訪問した時の話しが、のっていました。

ソ連での全日程を終え、池田先生が「さよならパーティー」に臨(のぞ)んだ際(さい)の様子です。

池田先生は、話しました。
「『よく、日本人は熱(ねっ)しやすく冷(さ)めやすい』と言われます。国と国との友好にあっても、確かにそうした傾向(けいこう)があることを、日本人の一人として私も残念に思っております。」

最後のあいさつで、こう率直(そっちょく)に語ったあと、次のように決意を披露(ひろう)した。

「真の友好とは、その場限(ばかぎ)りのものではなく、将来にわたる、崩(くず)れざる友好でなければなりません」

「私は、永遠に日ソの平和交流を貫(つらぬ)いていきます----------- その決意を、遺言(ゆいごん)にも似(に)た思いで、ここに語っておきます。」

と・・。


このあいさつを聞いた女性が立ち上がり、嗚咽(おえつ)をこらえながら語り出しました。

「私は・・・・今の池田先生の話しを聞き、先生の行動を見て・・・・・、初めて、通訳(つうやく)をしてきてよかったと心から言うことができます。
 先生、ありがとうございました!」

それは、池田先生の第1次訪ソ(ほうそ)の時から同行してきた、通訳の女性でした。日本人の悪い面を嫌(いや)というほど見聞きし、そして池田先生の誠実一路(せいじついちろ)の行動を目撃(もくげき)したからこそ、池田先生の言葉の真実が、胸に迫(せま)ったのだと思います。


ガンジーの非暴力(ひぼうりょく)思想研究で有名なサンフランシスコ州立大学のルナイン教授は、かつて池田先生と出会った際(さい)の印象(いんしょう)を、次のように述懐(じゅっかい)しています。

「多忙(たぼう)な要人(ようじん)といわれる人ほど、一時(いっとき)の出会いに心を込(こ)めない人が多いように思われます。一人に会った瞬間に、もう次の人との出会いのことを考え、『心ここにあらず』との印象(いんしょう)を与(あた)えることが、しばしばあります。
しかし、池田先生は、『今、ここにいる人』に対し、最大の誠意(せいい)をもって、一人一人と人間としての温(あたた)かな交流を果(は)たされたのです。
私は、そこに人間性の美の極致(きょくち)を見る思いさえしました。」

そう大感動して、語られています。

池田先生の人間外交(がいこう)は、人間対人間。
一国の首相であろうとも、庶民(しょみん)であろうとも、変わらない。

その池田先生の誠心誠意(せいしんせいい)の人間外交が、多くの難局(なんきょく)を、打開し、多くの平和と友好の歴史を、築(きず)いてきたのは、歴史上の事実です。

その賞賛と評価が、池田先生に対する、世界の大学からの290におよぶ名誉学術称号(名誉博士や名誉教授など)や、660を超(こ)える世界の都市からの名誉市民称号(しょうごう)、28の国家勲章(こっかくんしょう)、また世界からの4000の顕彰(けんしょう)となって、あらわれているんだと思います。


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