ひまわりの種75 [世界]

前回、聖教新聞に、のっていた『池田先生とフィリピン』という題の記事の内容を、紹介しましたが、池田先生(創価学会インターナショナル会長)という人間が、とても良くわかる内容になっていたので、今回も、その『池田先生とフィリピン』の記事の別のエピソードを、紹介したいと思います。


国立フィリピン大学。フィリピンの最高学府(がくふ)で、日本で言えば東京大学にあたろうか。池田SGI(創価学会インターナショナル)会長に「名誉法学博士号」を授与(じゅよ)している。
マニラ郊外(こうがい)のケソン市に、メーンキャンパスが広がる同大学。国家・サンパギータの白い花が咲(さ)き誇(ほこ)っていた。

1991年(平成3年)4月21日、卒業式典(しきてん)の席上での授与式(じゅよしき)だった。
壇上(だんじょう)のSGI会長は、卒業生が前を通るたびに、椅子(いす)から身を乗り出す。拍手(はくしゅ)を送り呼びかける。
「よくやった!」
「勝ったね!」

日本語を解(かい)さない学生にも、心は確実に伝わる。前を通りすぎる時、うれしそうな笑(え)みを浮(う)かべる。
ホセ・V・アブエバ総長(そうちょう)も、穏(おだ)やかに見守った。

学生の列は、途切(とぎ)れなく続いた。
1時間が経過(けいか)すると随行(ずいこう)メンバーは、だんだん不安な顔になった。

常夏(とこなつ)の島。気温は30度を超(こ)え、じっとしても汗(あせ)が吹(ふ)き出る。会場にクーラーはない。扇風機(せんぷうき)だけである。

それでも、スーツの上にガウンをまとった池田SGI会長が、身体(からだ)全体で歓呼(かんこ)を送っている。

この直前に経営学部で記念講演(こうえん)を行ったばかり。疲労(ひろう)はピークのはずだ。体調は大丈夫(だいじょうぶ)なのか。役員が香峰子夫人(かねこふじん/池田会長夫人)に尋(たず)ねた。「学生が、かわいくて、しかたがないんですよ」。静かに微笑(ほほえ)んだ。

ようやくSGI会長の謝辞(しゃじ)になった。用意した原稿(げんこう)を伏(ふ)せ、話しはじめた。
「マニラを訪(おとず)れ、私は思いました。"世界一、荘厳(そうごん)なる旭日(きょくじつ)"を仰(あお)ぎ、"世界一、尊厳(そんげん)なる夕日"を望(のぞ)む皆様の心もまた、"美しき宝の心"であると」

拍手(はくしゅ)が一斉(いっせい)に沸(わ)き上がった。鳴(な)りやまない。この日、一番の大歓声である。スタンディング・オペーションが起こった。

2年後。アブエバは授与式(じゅよしき)を振(ふ)り返り、誇(ほこ)らしく語った。
「あの後、学生たちが「池田会長のスピーチ原稿(げんこう)をください。もう一度、心に刻(きざ)んでおきたい」とやって来ましたよ。学生たちの伝説になっています」


池田先生(創価学会インターナショナル会長)は、今 回、話したフィリピンの話しにかぎらず、世界中いたるところで、池田先生が出会った、あらゆる人々に、あたたかい感動と印象(いんしょう)を、与(あたえ)え続けているんだと思う。

その、世界の人々の評価と賞賛(しょうさん)の結果が、名誉博士や名誉教授などの270におよぶ名誉学術称号(めいよがくじゅつしょうごう)や、640を超(こ)える名誉市民称号となって、あらわれているんだと思う・・・。


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